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朝めし前の仕事、それはまず朝めしだ

小瀧なつき


トントンと鳴る包丁の音に味噌汁。淹れたてのコーヒーとパンの香り。いや、あまり食べたくない。ボーっとしていたい。

あなたの朝はどのような風景ですか。


朝食と健康の関係は頻繁に語られてきましたが、実際、朝食はカラダに特か、毒か。何を食べればいいのか。

そんな疑問にお答えしましょう。



今回ご紹介するスペインの研究は4052名を対象に行われた脳梗塞のリスクと朝食の相関性を調べたものです。


(アテローム性)脳梗塞は、血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が狭く硬くなる、いわゆる動脈硬化が起こり、その血管に血の塊ができ、血流を塞いでしまう病気です。


血をドロドロにさせない、動脈硬化を防ぐ朝食スタイルとは?



朝食を全く食べない人は全体の3%、

朝食ではあまりエネルギーを摂らない人は全体の7割、

朝食をしっかり食べる人は3割でした。

調査の結果、朝食を食べない又はあまり食べない人は、1日のエネルギーの20%以上を朝食から摂る人に比べて、全身に動脈硬化が生じるリスクが2.57倍高いことが分かりました。

心臓以外の動脈硬化についても1.55倍高くなっていました。


更に食事内容にも注目です。


・高いエネルギーの食事 炭水化物、食物繊維、野菜、果物が多い

(全粒粉のパン、果物、シリアル、オレンジジュース、牛乳など)


・低いエネルギーの食事 動物性タンパク質、コレステロール多い。野菜、果物、脂質少なめ。

(白いパン(精製小麦)、赤身肉、出来合いの食事など)


血液に効く良い食事とはエネルギーが高いだけでなく、栄養のバランスにも優れていました。


1日の20%の摂取量は男性で約460kcal、女性で約360kcal相当なので、

穀物、野菜、果物、乳製品を一個ずつ選ぶと良さそうです。



せっかくの一日のスタート、菓子パンで済まさず、パンにトマトを乗っけて、ヘルシーオイルのオリーブオイルをひとかけ、バナナ一本に、飲むヨーグルトをぐいっと行きましょう。大和なあなたは、おにぎり、血液サラサラ納豆に具だくさん味噌汁でばっちり。眠気ダラダラ、血液ドロドロを撃退して医者いらずの未来を手に入れよう。

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