研究について

 グリーンコードアプリや遺伝子検査を使用している方々のみではなく、

​将来世代のリスクについても減らしていきたいと考えています。

医師の指導による健康習慣定着の研究プラットフォーム

Research platform for establishing health habits through medical doctor's guidance

 

Platform Name : Green Cohort (Genetic Risk, Embrace Exercise and Nutrition Cohort)

研究計画書の序文

医療というのは人の命を預かる大切なものです。世界の研究成果は加速度的に増え、高度な知識が要求されています。人工知能の進展になどにより、カスタマー主導となるなど大きく変革する可能性の高い業界と認識しています。このような医療の世界において、個々人にとって重要なのは病気になる前に予防するということでしょう。しかしながら健康な人に予防のための行動を起こしてもらうのは困難で、これは「世界医学100年の課題」として認識しています。将来病気になるコストの現在価値を低く見ているから生じているものと思われます。

 

患者さんを長い期間診ていくと、当初の疾患以外に様々な疾患が出現してきます。 例えば、高血圧や脂質異常症の患者さんを診ている間に糖尿病、あるいは癌かが発症する、などです。 特に癌の場合は早期に見つけて治療しないと手遅れになってしまいます。どの患者さんに何時、何の臓器に癌が発生するかについては、日常臨床で予測することはできません。そのため、定期的な全身チェックが必要となります。過剰検査にならないよう、また見落としがないように注意を払って健康診断や人間ドックなどのデータを分析することになりますが、実際にはかなり大変な作業です。患者さんや健康な人において、どのような疾患リスクを持っているかが予めわかれば、効率的な検査計画を立てることができ、様々な負担を軽減することができます。これまでの私達の検討により、先端技術を用いた遺伝子解析を行い、健康診断の結果を踏まえて遺伝情報を受検者に結果回付することで、健康意識の変化や予防のための行動変容が起こることが確認されました。またこれらの変化は約1年間継続されることもわかりました。但し、この検討は少数例で行ったコモンSNPによるものなので、今後さらに疾患予測の精度を上げるとともに、対象を拡げて検討を続ける必要があります。

 

医師が自ら受検者に対して正しい情報を結果回付することで、また相手の立場を考慮して予防のためのアドバイスを行うことで、受検者との間に適切なコミュニケーションが生まれます。地域住民の健康を守ることができ、高度情報化社会における医師が本来あるべき姿を実現することができると考えています。このような教育ツールとしての遺伝子検査およびアプリを健全に普及させていくことで、社会的な大きな課題に対してのマクロソリューションを提供していければと考えています。また現在の技術にとらわれず、新たなゲノムや予防の研究を実施し、常に新しくて正しい技術や情報に刷新し続けていくことで、将来世代のために貢献していきます。

 

医師による遺伝子検査サービス「Green Chord」の結果報告、およびスマートフォンアプリ「Green Chord App」のスケジュール管理機能により、対象者の方々の健康習慣が継続され、定着されていくことを想定しています。「Green Cohort」は、その健康習慣定着を健全に普及する医療機関に、および科学的根拠の精度を高め正しい情報を追求していく研究機関に参画していただくプラットフォームです。有意義な研究報告を世に輩出して、健康習慣の定着と、それによる個別化予防の実現という結果を目指していきます。

Green Cohort プラットフォームメンバー 一同

研究メンバー

研究(Green Cohort)のプラットフォームに参加しているメンバー

東京大学名誉教授(研究責任者)

医師/医学博士

山下直秀

東京医科歯科大学教授

医学博士

村松正明

慶應義塾大学教授

教育学博士

安藤寿康

国立がん研究センター室長

医学博士

武藤倫弘

東京家政大学准教授

学術博士

小林理恵

パークサイド広尾レディスクリニック理事長

医師/医学博士

内山明好

村上志緒

教育学博士

日本メディカルハーブ協会理事/学術委員長

飴谷章夫

農学博士

インフォバイオ株式会社代表取締役

東京ミッドタウンクリニック院長

医師

田口淳一

特定非営利活動法人こどもたちのこどもたちのこどもたちのために

研究プラットフォーム実施機関

研究参加者一覧

Green Cohortの研究に参加予定の研究者