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みんな、みんな必要なんだ、ミネラルなんだ

小瀧なつき


カラダがだるい、重いって時はありませんか。それ、ミネラル不足かもしれませんね。とりあえず何か口に入れるだけでも、タンパク質や脂質、糖質などエネルギーは摂れるかも。だけど、ミネラルは意識しないと摂りにくいのです。ミネラル不足が進むとどんな病気になりやすいのでしょうか。



今回紹介するのは、50-76歳の男女、6万6800人を6.8年間観察し、ミネラルとすい臓がんの相関性について調べたアメリカの2015年の研究です。



ミネラルの中でもマグネシウムが1日推奨量の75%に満たない人は、1日推奨量を達している人に比べて、1.76倍すい臓がんの罹患リスクが高いことが分かりました。

マグネシウムの1日推奨量は、男性で370mg、女性で290mg(厚生労働省2015年より)。100mg不足すると1.24倍そのリスクは上がります。

日本人は平均して男性は121-127mg、女性は71−85mg不足しており、推奨量のおおよそ70%しか摂れていないのが現状です。


マグネシウムは、カルシウムと共に骨の材料になったり、エネルギーを造り出す補助、また血圧の維持などもしてくれます。直接的にはカラダをつくるものではないけれど、足りないとカラダがうまく動かない必要必須なミネラルです。

マグネシウムは、大豆製品、魚介類、海藻、木の実などに多く含まれます。メインとあわせて、お味噌汁、くるみ和えや酢の物などのサイドディッシュを加えるといいですね。



たかが、副菜。されど、副菜。今日食べたものはあなたの明日の糧となる。夕ご飯がハンバークと決まっても、まだまだ今日の献立は未完成ですよ。ハンバーグには豆腐をつなぎに使って、トマトソースでグツグツ煮込んだら、ほうれん草の小鉢には雑魚をパラパラ忘れずに。赤、緑、白、茶で色が揃えば、栄養も味もバランスばっちり。こっそり潜ませたハンバーグの中のみじん切り人参も気づかずに食べてくれています。子どもよ、大きくなーれ。大人よ、これ以上大きくならないでよ。



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