top of page
検索

サビた機械とカラダにポリフェノールを一発

小瀧なつき


パーキンソン病。聞いたことはあってもあまり身近ものではないかもしれません。現在日本では1000人に1人が発症しており、60歳を超えるとぐんと数は上がり、100人の1人が患っている病気です。人の集まる繁華街にもパーキンソンのご老人がいらっしゃるかも。病気でなくても年配の方の動きの速度に合わせた気配りを何より心がけたいものです。さて、いつかはやって来る60代に向けて、今からパーキンソン病予防習慣はじめてはいかがでしょう。



今回紹介するアメリカの研究では、男性約5万、女性約8万人を1980年後半から20年以上も、パーキンソン病と食生活の相関性を観察し、分析しました。


パーキンソン病は脳のドーパミンという成分が減ることで脳の指令がうまく伝達できず、カラダの動きが悪くなる病気です。症状として、手足が震える。筋肉が硬くなり、動きが遅くなる。顔の表情がこわばることなどや、バランス感覚は悪くなり、転倒をすることなどがあります。


調査の結果、このパーキンソンの原因のドーパミンを減少させない、優れた食べ物はポリフェノール、そして特にその一種のフラボノイドが効果的であると判明しました。

特に男性の場合、食物中のフラボノイドをよく摂取する人は(1日あたり平均631mg)は、少ない人(平均105mg)に比べて、パーキンソン病になるリスクが40%低いことが分かったのです。

フラボノイドは抗酸化、抗炎症に優れ、脳のアンチエイジングにぴったりな成分であり、他のフラボノイドの含まれる食品でもリスクは下がる傾向にありました。


・りんご…(週に5回以上)は、月に4回しか食べない人に比べ、リスクは46%低い。

・紅茶…週5回以上摂取では12%リスクが低い。

・赤ワイン…週5回以上摂取ではリスクが20%低い。

・オレンジ又はオレンジジュース週5回以上摂取ではリスクが22%低い。

・ストロベリー、ベリー系…週2〜4回摂取はではリスクが23%低い。


フラボノイドは1日に200mg〜500mgを目安にとると良いでしょう。

りんごなら小さめ一個、オレンジ一個、ジュース、赤ワインならば一杯分。

ベリー類などは一食あたりの100g中に100-800mgも含まれています。




これならば健康のためにはフラボノドを必死に摂らねば…。とノイローゼにもならずに簡単に将来の健康も管理できちゃいますね。普段の食事のついでにいちごパフェ、ベリーたっぷりのパンケーキ、チーズのお供に赤ワインはいかがでしょう。「1日1個のりんごは医者要らず。」とはよく言ったものだ。錆びない脳とカラダで銀座でランチ、南極旅行、趣味のタンゴなどなども、いついつまでも楽しんじゃいましょう。


bottom of page