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人間とバナナ、60%DNAが同じらしい

小瀧なつき


遺伝ってなんだろう?母親ゆずりの鼻に、父親ゆずりの大きな手。理系の頭は母方のおじいさんに似たのかもしれない。ヒトは30億ものDNAをもち、その何通りもの組み合わせで出来ています。例え話ですが、4種類のレゴブロックを30億、子供に与えてみましょう。ルールの制限はありますが、何通りのオンリーワンなロボットが出来上がることでしょうか。それが今ここに存在しているあなたです。



3つ穴のパーツに4つ穴のパーツがはめ込まれている。パーツが欠けている。ちょっと変わった組み合わせが個性を作ります。外見や性格だけでなく、病気にもこれは言えること。特定の病気になりやすい個性的なDNAの組み合わせを自分が持っているとしたらどうでしょう。遺伝子検査は聞いたことありますか?全遺伝子配列解析(WGS)は、それを調べることができます。



今回紹介する研究は2015年、543人の平均53歳の白人男女に全遺伝子配列解析(WGS)を実施して、被験者がその結果にどう反応し、影響したかを調べたものです。これは遺伝子検査のメリット、デメリットなど検査の理解を深め、今後の普及につなげる目的で行われました。


検査のメリットは、何と言ってもふだんの検査ではすでに発症している病気を発見することしかできないのに対し、遺伝子配列解析は、未来の病気を予測できることです。

実際、検査を受けた人は理由としては、病気のリスクを知って将来設計をしたい、また子供にリスクを伝えたい。など未来への予防に役立てたいと答えていました。

一方でデメリットして、具体的な予防方法が分からない。結果への理解が難しい。コスト面や個人のプライバシー面への不安が挙げられました。 


検査後は、結果を家族と話し合いをしたり、医療関係者に相談、カウンセリングなどを率先的に受ける人も多く、精神的な苦痛を抱える人はごく稀でした。

また更にいい傾向として食事、運動、薬の改善を始めた人も多く、将来のリスクへの予防に対し前向きになっていました。


健康診断は、あなたのこれまでの生活習慣の成績表みたいで、遠のいてしまう。でも遺伝子検査はあなたのDNAを神さまがどう組み立てたかを覗けるチャンスです。オトナの皆さん、将来の健康リスクマネジメントとして遺伝子検査を取り入れてみはいかがでしょう?


#遺伝子検査