検索

21世紀は自然らしさも丸ごと受け入れよう

小瀧なつき


りんごの「皮はむく」派ですか。ピーナッツの殻はむく?つぶあんよりこしあん派でしょうか。丁寧さは日本の繊細さなのかもしれません。しかし、玉ネギはどこまで?コメはどこまで研ぐの?さあ純白、混じりっけなし神話から目を覚ましましょう。


今回紹介するのは、イギリスで行われた研究の分析です。一定期間ある集団を観察して2型糖尿病のリスクと食生活の相関性を調べました。


16の研究を分析した結果、1日に3回以上全粒粉を食べている人はそうでない人に比べて、2型糖尿病になるリスクが32%低いことが分かりしました。


また、全粒粉を使った全粒粉のパン、穀物のシリアル、ブラン(小麦の(表皮))、玄米などでもリスク軽減の傾向にあり、一方精製されている白米では精製小麦と同様にリスクが上がっていました。


全粒粉とは、小麦の表皮や胚芽、胚乳など全てをそのまま挽いた粉です。茶色く、ボソボソしていますが、削られた小麦の外側には栄養が多く含まれ、食物繊維は3倍、ビタミン、ミネラルBや鉄分などは2倍もあります。


これに対して、一般的に食べられている小麦は精製小麦。小麦から皮などの外側を取り除いて挽いた粉です。お米で例えると全粒粉=「玄米」、精製小麦=「精米、白米」ですね。


しかし、皮を削った分だけその栄養も削ってしまってるとは勿体無い。削った芯は白く、甘い糖分。みんなの天敵、糖質です。

小麦以外も食べ物は基本的にできるだけ、特別硬い殻など以外は、皮ごと栄養を余さずいただきましょう。

最近ではパンやパスタも「全粒粉100%」「全粒粉入り」「玄米使用」「雑穀」「ライ麦」「グルテンフリー(小麦独自のタンパク質成分)」など精製小麦以外のもの、混合したものも増えています。白=精製=糖質と考え、最低でも1日2回は茶色い炭水化物や他の食べ物とで栄養のバランスをとりましょう。



貧しい時代、食の仕事は「広く多くの民に栄養を届けること」でした。そのために加工しやすく、柔らく美味しい白い炭水化物が普及、白い砂糖、マーガリンも広まりました。そのおかげで民はすくすく成長し、平均身長も大きくなりましたね。そんな今、注意すべきは「栄養の届きすぎ」。次世代を生きる我々は「人工な白」は卒業、自然をそのまま受け入れてみてはいかがでしょう。