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(連載5/8)生活改善啓発などを求めるがん予防ガイドラインや指針に関して

武藤倫弘


公にされている我が国のがん予防の指針、提言、ガイドラインなどは、現状どこまですすんでいるのでしょうか?



例えば2型糖尿病においては、日本糖尿病学会より医師などの医療従事者に向けて、発症リスクに関する提言が科学的根拠に基いて出されています。一方、「日本人のためのがん予防法」としては、「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」というものを国立がん研究センターがまとめています


http://epi.ncc.go.jp/can_prev/)。がんや認知症などを対象に、国立の6つの高度医療研究センター(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立国際医療研究センター、国立長寿医療研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立成育医療研究センター)が共同して、2020年度を目安に健康寿命を伸ばすための指針の提言を目指していることも報道されています(日本経済新聞2017年 7月 14日)。今後も様々な指針の提言がなされていくことが期待されます。(注:エッセイは筆者の個人的考えを述べたものであり、所属組織の正式な見解ではないことを申し添えておきます。)



(注:エッセイは筆者の個人的考えを述べたものであり、所属組織の正式な見解ではないことを申し添えておきます。)

国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部 室長


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