小瀧なつき
タクシーの料金が下がった。暑い夏や荷物の多い時、チョイ乗りしてしまう気持ち分かります。ただそのチョコチョコ乗りもチリも積もれば、ガッツり乗り。もう少し自分の足腰を使ったほうが良いかもしれませんね。
今回紹介するのは、日本の男女約42万人を7年間観察し、大腸がんと生活習慣の相関性について調べた研究です。
調査の結果、やはり運動が大事ということが分かりました。
毎日1時間以上歩行運動を行う人は、毎日30分以下の歩行運動の人に比べて、大腸がんの罹患リスクが43%低く、半減することが分かりました。
歩行をしていても1時間に満たない場合は、罹患リスクはあまり変わりません。
歩行を1時間というと、とても長い時間、たくさんの運動と感じるかもしれません。
一体1日何歩、歩けばいいのだろう。
人の時速はゆっくりめで4km、スタスタで4.8km
1時間歩くというのは個人差もありますが大体5800-6400歩ですので、6000歩以上歩くことを目標としてみてはいかがでしょう。
大腸ガンは、日本人で男女ともに罹患率が第2位のガンです。男性で胃がんに次いで、女性では乳がんに次いで罹患率が高いのです(国立がん研究センター2018推測)。
大腸がんは食生活における動物性タンパク質や脂質による要因もありますが、過体重、腹部の肥満も大きな要因とされます。食生活と合わせて、運動、体型維持のメンテナンスを心がけたいですね。
オフィスでデスクの石と化していませんか。フットワーク軽やかに他人に任せずに自らの脚で動きましょう。お昼は外への気分転換も良いですね。外出時にはちょっと先の交差点まで、そのまた先の交差点まで、ほんのチョコっとの歩行を重ねていこう。今まで見えてなかった違う街の景色、見えてなかったぷっくりお腹の下の景色だって見えてくるかもしれませんよ。
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