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換気扇の汚れが示すものとは

小瀧なつき


肺がんと言って真っ先に思い浮かべるのは、喫煙の習慣やその煙を吸うことによる受動喫煙のことかもしれません。

タバコの周りの灰色の空気を見れば、確かに肺に悪影響だとわかります。


でもちょっと待った!灰色の空気は他にもありませんか。



今回ご紹介するのは中国で行われた研究です。

既に肺がんを罹患している患者を観察した23件の研究、累計9411名分のデータを集め、結果を改めて分析したものです。


その結果、料理をする人は肺がんのリスクが高いことが分かりました。

男性は1.15倍ですが、女性の料理をする人の場合はもっと高くなります。


調理をする際、灰色の煙が出ることがありますよね。その食べ物の油分をまとった煙、「油煙」が危険なのです。


油煙を吸ってしまった人は吸わなかった人に比べ肺がんリスクが高く、喫煙習慣のない場合は1.98倍、ある場合は2倍。

つまりタバコの有無に関係なくどちらも約2倍です。


空気の悪い状態は良い状態に比べ1.2倍、調理法で比べた場合は、炒め物>揚げ物という結果になりました。

揚げ物ではあまり煙が出ませんが、炒め物では、様々な食材、油、鍋の金属が焦げながら一緒に燃えることで多くの有害物質を含んだ灰色の煙が発生しています。色々なものを構わず燃やした焼却炉と考えるとかなり危険な状況です。



避けるべき煙は、タバコだけではなかったようです。

料理は肺がんとは無縁と思っていた方こそ要注意。口に入れるものだけではなく、肺に入れる空気にも目を向けてみましょう。本格中華でフライパンを回すわよと意気込む前に、窓を開け、空気の通りを良くして必ず換気扇はONに。換気扇が汚れていたら大変です。

それが体にも入っていた…?次回から気をつけられそうですね。