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カスピ海ほど広いココロと免疫

小瀧なつき


免疫って何でしょう?免疫とは自分と自分でないものを見分け、自分でない有害な細菌や物質を排除するカラダの働きです。だから風邪や病気にならないように免疫を高めることはカラダの防御力を上げるために良いことなのです。しかし、その大事な防御選手、免疫が暴走してしまうことが結構あるのをご存知ですか?


今回紹介するのは2015年に発表された16の研究を集積し、分析したアトピー性皮膚炎についての報告です。


アトピー性皮膚炎はアレルギー症状の1つで、原因はこの免疫の暴走なのです。

免疫は自分と自分でないものを見分けると述べました。本来は害のない、良いものに対しても「部外者お断り」と免疫が過剰に反応しアレルギー症状が起きます。

食物アレルギー、花粉症も代表的なアレルギー症状と言えます。


このアレルギー反応を抑えるためには免疫機能を正常化することが大事になるワケです。

そして免疫はどこで作られているか?

7割が何と「腸」に存在しているのです!あとの3割はココロの持ちようだそうです。

そして研究者は

「免疫の正常化のためには免疫に大きく関わる腸を元気にすればいいのでは」と仮説を立て、この分析に至ったりました。


そして、整腸作用のあるプロバイオティクスに着目して見たところ、

プロバイオティクスを摂っている人はそうでない人に比べて36%アトピー性皮膚炎のリスクが低いことが分かりました。

小児に多く見られるアトピー性皮膚炎ですが、母親の体内にいるときだけでなく、生後にもしっかり摂ることで予防の効果は4割ほど高まります。

プロバイオティクスを多く含む乳ヨーグルトは消化にもよく離乳食を始める6ヶ月頃から摂れる最適な食品です。


アトピー性皮膚炎が既にある方も免疫の安定、皮膚の水分量保持など症状の緩和が見込まれていますので肌には乳液。お腹にプロバイティクス、ヨーグルトを始めてみてはいかがでしょう。



自分を守ってくれるのは自分だけ。でも自分と違うというだけで排除するのは、少し鎖国的なカラダですね。流動的な時代、なめらかなヨーグルトで腸内環境が整えば、受け入られる美味しい仲間も増えるかも。